知らないうちに違法改造?DIYで絶対やってはいけないNG行為と車検の境界線

レンくん!この間タイヤ点検を自分でできたから、次はヘッドライトをちょっとカッコよくDIYしてみようかな〜って思ってるんだ!

おっ、チャレンジ精神はいいな!…でもユイ、ちょっとストップだ。ライト系のDIYって、気づかないうちに“違法改造”になっちゃうことが多いんだ。

えっ!?そうなの?動画とかでカラフルに光らせてるの見るけど、あれもダメなの?

そうなんだよ。実はライトの“色”とか“明るさ”って、法律でしっかり決まってるんだ。見た目はカッコよくても、法律違反になれば車検に通らないし、最悪の場合は罰金なんてこともある。

うわ…怖いね。知らないでやっちゃったら大変だ

そうそう。でも安心しろ!今日は“DIYで絶対にやっちゃダメなポイント”と“車検に通る境界線”をわかりやすく解説するから、一緒に覚えていこう!

1. DIYは楽しいけど、気づかないうちに”違法”になっているかも?

「愛車をもっとかっこよくしたい!」

「でも、自分でカスタムしたら、車検に通らなくなるって本当?」

車のDIYは、自分の手で愛車をカスタマイズする最高の楽しみです。しかし、正しい知識がないままカスタムを進めると、気づかないうちに”違法改造”となり、罰金や、最悪の場合、車検に通らないといった問題に発展することがあります。

この記事では、特に初心者がやってしまいがちな、見落としやすい違法行為を解説します。愛車を守り、安全なカーライフを送るために、この記事を読んで合法と違法の境界線をしっかりと理解しましょう。


2. 「見た目」を変えるカスタムの落とし穴

車の外装やライトは、個性を出すためにDIYされやすい部分ですが、実は法律で細かく定められています。

1. ライト類の”色”と”明るさ”

  • 色の規定: 道路運送車両法では、ライトの色が厳密に定められています。
    • ヘッドライト:白色と決められています。
    • ポジションランプ・車幅灯:白色と決められています。
    • ウインカー:橙色と決められています。
    • ブレーキランプ:赤色と決められています。
  • NG行為: ヘッドライトを青や黄色にしたり、ポジションランプをカラフルなLEDに変えたりすることは違法です。
  • ポイント: どんなに小さくても、これらのライトの”色”を変えてはいけません。

2. イルミネーションライトはOK?違法と合法の境界線

ユイ「でも、レンくん。青いイルミネーションライトとか、走ってる車でも見かけるんだけど、あれは大丈夫なの?」

レン「いい質問だな、ユイ。あれは”使い方”が重要なんだ。原則として、走行時に点灯させるライトは、法律で決まった色じゃなきゃダメなんだ。」

公道を走行しているときに、青いイルミネーションライトを点灯させていると、整備不良として違反になる可能性があります。では、なぜ見かけるのでしょうか?

考えられる理由:

  • 停車時のみ点灯: 駐車場やイベント会場など、公道を走らないときにのみ点灯させている。この場合、違法ではありません。
  • 保安基準の範囲内: 青色に見えても、実際には保安基準で許容されている白色に近い色味である場合がある。
  • 見落とされがちな違反: 法律違反と知りながらも、安易に取り付けてしまっているケースもあります。

ポイント: イルミネーションライトをDIYで取り付ける際は、走行中は必ず消灯するようにしましょう。

3. ウィンドウフィルム

  • 透過率の規定:
    • フロントガラス:透過率が70%以上必要です。
    • 運転席・助手席のサイドガラス:透過率が70%以上必要です。
  • NG行為: スモークフィルムをフロントガラスや運転席・助手席の窓に貼ることは違法です。
  • ポイント: プライバシーを守るためにフィルムを貼りたい場合は、後部座席やリアガラスにのみ貼りましょう。

4. 外装パーツ

  • NG行為:
    • 車体からはみ出すバンパーやエアロパーツの取り付け。
    • 鋭利な突起物があるパーツの取り付け。
  • ポイント: スポイラーやバンパー、エアロパーツをDIYで取り付ける際は、車検証に記載された車体寸法(幅・長さ・高さ)を超えないか確認しましょう。

3. 「走り」を変えるカスタムの落とし穴

エンジンや足回りのカスタムは、車の性能を向上させますが、安全基準を満たさなければ違法となります。

1. マフラー

  • 音量の規定:
    • 近接排気騒音(アイドリング時の音量)は、96dB以下と定められています。
  • NG行為: 爆音マフラーへの交換や、排気効率だけを重視したマフラーの自作。
  • ポイント: 車検対応品として販売されているマフラーを選ぶようにしましょう。

2. 車高

  • 最低地上高の規定:
    • 車体の一番低い部分が、地面から9cm以上必要です。
  • NG行為: 車高調やダウンサスを使って車高を極端に下げ、最低地上高が9cm未満になること。
  • ポイント: DIYで車高を調整する際は、地面から車体の一番低い部分までの高さをメジャーで測り、規定値を下回らないように注意しましょう。

4. まとめ:安全と法律を守って、楽しいDIYを!

車のDIYは、あなたの創造性を発揮できる素晴らしい趣味です。しかし、そのすべてが自由にできるわけではありません。

  • ライト類:色と明るさの規定を守ろう。
  • ウィンドウフィルム:フロントと運転席・助手席の透過率に注意。
  • 外装パーツ:車体寸法からはみ出さないように。
  • マフラー・車高:騒音や最低地上高の基準を守ろう。

これらの基本的なルールを守るだけで、あなたのDIYは安全で合法的なものになります。迷ったときは、必ず専門家やプロに相談し、楽しいカーライフを送りましょう。

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