【永久保存版】エンジンオイルメーカー37社を徹底比較|初心者でも分かる選び方と特徴まとめ

ユイ
ユイ

レンくん!車を買ってから初めてのオイル交換なんだけど、お店に行ったらメーカーが多すぎてどれを選べばいいか全然わからなかったよ…。

ハハッ、そうだろう?エンジンオイルは車の血液だから、それだけ種類も多いんだ。どれを選んでも同じじゃないぞ。

レン
レン

やっぱりそうなんだ!聞いたことない海外のメーカーとか、すごく安いオイルとかあって…。私でも失敗しないで選べる方法ってないかな?

もちろんあるさ!オイル選びには『失敗しないためのルール』がある。じゃあ今回は、エンジンオイルメーカー37社の特徴を分類しながら、初心者でも絶対に間違えない選び方を徹底的に解説していこう!


1. エンジンオイル選びの「迷路」から抜け出すために

エンジンオイルは、エンジンをスムーズに動かし、長寿命を保つために欠かせない「血液」です。しかし、カー用品店のオイルコーナーに並ぶ数多くのブランド、複雑な粘度(例:5W-30)規格(例:SN、SP)の表記を見て、「どれを選べばいいんだろう…」と迷った経験がある方は多いでしょう。

間違ったオイルを選んでしまうと、燃費の悪化はもちろん、最悪の場合エンジンの故障につながるリスクもあります。この記事では、数あるオイルメーカーの中から主要な37社をピックアップし、その特徴を「ブランドの系統別」に分類して解説します。この解説を読めば、あなたの愛車に本当に必要なオイルがどれなのか、自信を持って選べるようになるでしょう。


2. エンジンオイル選びの基礎知識:失敗しないための3つのルール

数多くのメーカーを比較する前に、まずは「これだけは知っておきたい」というエンジンオイルの基本的なルールを理解しましょう。この3つの要素さえ押さえておけば、オイル選びで大きな失敗をすることはありません。

粘度(W-○○)の読み方と純正指定の重要性

エンジンオイルのパッケージに必ず記載されている「5W-30」や「0W-20」といった表記は、オイルの粘度を示しています。

  • W側の数字(例:5W):低温時の粘度を示し、数字が小さいほど寒冷地でのエンジンの始動性が良い(サラサラしている)ことを意味します。
  • ハイフン後の数字(例:30):高温時の粘度を示し、数字が大きいほど高温下での油膜の保護能力が高い(ドロドロしている)ことを意味します。

最も重要なのは、必ず車のメーカーが指定する粘度範囲内のオイルを選ぶことです。指定粘度を大きく外れると、エンジン内部の部品が適切に潤滑されず、故障や燃費悪化の原因となります。

規格(API/ILSAC)と品質の指標

オイルの品質を示すために、世界共通の規格が定められています。

  • API規格(アメリカ石油協会):「SN」「SP」などが最新の規格です。「S」の後に続くアルファベットが後ろになるほど、品質が高いことを示します。
  • ILSAC規格:日米の自動車工業会が定めた規格で、「GF-6A」「GF-6B」などが最新です。特に省燃費性能(燃費を良くする能力)に優れていることを示しています。

最新規格のオイルを選べば、燃費性能やエンジン保護性能が向上していると考えて良いでしょう。古い規格のオイルは、最新の車には使えないことが多いため、基本的には最新の規格(SP/GF-6)を選ぶのが安心です。

鉱物油・部分合成油・全合成油の違い

エンジンオイルは、そのベースとなる原料によって3種類に分類されます。

  1. 鉱物油(Mineral Oil):原油を精製して作られたオイル。価格が最も安いが、熱に弱く酸化しやすい。
  2. 部分合成油(Semi-Synthetic):鉱物油に化学合成油をブレンドしたもの。コストと性能のバランスが良い。
  3. 全合成油(Fully Synthetic):高度な技術で化学的に合成されたオイル。最も高性能で、熱に強く、低温での始動性にも優れる。価格は高いが、高性能車や長距離走行に適しています。

体験談

「オイルの粘度とか規格とか、最初は呪文みたいで全然わからなかったけど、『5W-30はサラサラ具合とドロドロ具合を示してる』って聞いてスッキリ!特に、自分の車の取扱説明書に書いてある粘度を絶対守るのがルールって分かってから、オイル選びに迷わなくなったよ。これで安心感はバッチリだね。」


3. メーカー37社の分類と特徴:ブランド別マトリックス

ここからは、市場に出回る主要なエンジンオイルメーカーを系統別に分類し、それぞれのブランドが持つ特徴や強みを解説します。あなたの愛車にぴったりのメーカーを見つける参考にしてください。

3-1. 国産大手メーカー:安心感と高い汎用性(10社)

国内の気候や交通事情に合わせて開発されており、信頼性が非常に高いのが特徴です。迷ったらこの中から選ぶのが最も安全です。

メーカー強み・特徴主なオイルタイプ
ENEOS国内シェアNo.1。幅広い車種に対応する汎用性と信頼性。鉱物油〜全合成油
出光(Idemitsu)高い精製技術を持ち、純正オイルにも採用多数。鉱物油〜全合成油
コスモ石油独自技術による環境対応型オイルに強み。鉱物油〜全合成油
WAKO’S(ワコーズ)プロの整備工場での採用率が高い。高性能な添加剤技術に定評。全合成油主体
AZコストパフォーマンスが非常に高い。DIYユーザーに人気。全合成油主体
SUNOCO(スノコ)米国発祥だが、国内で積極的に展開。モータースポーツにも強い。全合成油主体
TOTAL(トタル)フランス発祥。環境と燃費性能に優れたオイルを提供。全合成油主体
BP(ビーピー)欧州での実績が豊富。高いエンジン保護性能に定評。全合成油主体
TAKUMIモーターオイルネット通販で人気急上昇。全合成油を低価格で提供。全合成油主体
KYGNUS(キグナス)ガソリンスタンド系の身近なブランド。価格と品質のバランスが良い。鉱物油〜全合成油

解説:

これらのメーカーは、日本国内の気候や交通事情に合わせて開発されており、信頼性が非常に高いのが特徴です。特にENEOS、出光、コスモはガソリンスタンドでも手に入りやすく、迷ったらこの中から選ぶのが最も安全です。WAKO’Sは高性能添加剤で知られ、エンジンを大切にしたいマニア層からも厚い支持を受けています。

3-2. 海外ブランド:モータースポーツ直結の高性能(10社)

過酷な走行条件を想定して開発されており、性能を重視したいユーザーに最適です。独自のベースオイル技術を持つメーカーが多く、高性能を実現しています。

メーカー強み・特徴主なオイルタイプ
Mobil 1(モービル 1)世界最高峰のブランド。熱に強く、過酷な状況下での耐久性に優れる。全合成油主体
Castrol(カストロール)欧州車での実績豊富。特にBMWなどの純正指定が多い。全合成油主体
Motul(モチュール)モータースポーツでの歴史が長く、エステル配合など化学技術に強み。全合成油主体
Shell(シェル)天然ガス由来のベースオイル技術(GTL)を持ち、不純物が少ない。全合成油主体
Liqui Moly(リキモリ)ドイツの老舗。高品質なエンジン添加剤も人気。全合成油主体
FUCHS(フックス)ドイツのオイルメーカー。高品質で耐久性に優れ、欧州車に強い。全合成油主体
AMSOIL(アムズオイル)世界初の全合成油開発メーカー。長寿命設計が特徴。全合成油主体
Pennzoil(ペンゾイル)米国で高いシェアを誇る。特に高性能車向けの製品が多い。全合成油主体
elf(エルフ)フランスのブランド。Motulと並びモータースポーツで人気。全合成油主体
Valvoline(バルボリン)アメリカの老舗。特にクラシックカー向けのオイルも提供。鉱物油〜全合成油

解説:

海外ブランドの多くは、過酷な走行条件を想定して開発されているため、性能を重視したいユーザーに最適です。特にMotulのエステル技術やShellのGTL技術など、独自のベースオイル技術を持っているメーカーが多く、国産ブランドとは異なるアプローチで高性能を実現しています。

3-3. 車メーカー純正オイル:最も安心できる選択肢(6社)

迷ったら、まずは純正オイルを選ぶのが最も安全かつ安心です。その車が持つエンジン構造や走行特性を最も理解したメーカー自身が、最もバランスの取れた性能を発揮できるように専用に設計しています。

メーカー特徴強み
トヨタ車両とエンジンに合わせて最適化された専用設計。燃費性能、エンジン保護のバランス
ホンダ特に低粘度オイルの開発に積極的。独自のVTECエンジンなどに最適化。エンジンとの相性、省燃費性
日産独自の規格など、自社エンジン特性に合わせた開発。最新エンジンへの適合性
スバル水平対向(ボクサー)エンジン特性を考慮した設計。エンジンの保護性能
マツダ独自技術「SKYACTIV-D」エンジンに対応した専用設計。ディーゼルエンジンへの適合性
三菱独自のターボ技術やAWDシステムを考慮した専用設計。高負荷走行への対応力

解説:

迷ったら、まずは純正オイルを選ぶのが最も安全かつ安心です。純正オイルは、その車が持つエンジン構造や走行特性を最も理解したメーカー自身が、最もバランスの取れた性能を発揮できるように専用に設計したものです。特に新しい車や、保証期間内の車は、純正品の使用が強く推奨されます。

3-4. 専門・マニアック系ブランド:特定用途に特化(11社)

これらのブランドは、特定の性能(例:レスポンス、耐久性、静粛性)を極限まで追求しており、車の性能を引き出したい上級者向けです。

メーカー特徴強み
NUTEC(ニューテック)低粘度でも高い油膜保持能力を持つ。マニア層に人気。独自のブレンド技術、レース実績
RIZOIL(リゾイル)添加剤技術に特化し、レスポンス向上に貢献。摩擦低減、エンジンフィール改善
RED LINE(レッドライン)米国発祥。エステルベースで、チューニングカーに人気。極限の耐熱性、高負荷対応
Gulf(ガルフ)レースの歴史が長く、クラシックなデザインも人気。高い耐久性、高性能
LIQUI MOLY(リキモリ)(再掲:専門性も高いため) ドイツの添加剤技術を活かしたオイル。特殊添加剤配合
パノリン(PANOLIN)スイスのブランド。環境に配慮した生分解性オイルも開発。環境性能、高品質
HKSチューニングパーツメーカー。自社製品に最適なオイルを提供。スポーツ走行、ターボ車特化
TRUST(トラスト)チューニングパーツメーカー。特にGReddyブランドで高性能オイルを展開。レースユース、高出力エンジン対応
SPEEDMASTER日本の専門メーカー。独自の粘度設定で人気。エンジンレスポンス、低フリクション
elf(エルフ)(再掲:専門性も高いため) 高いレース実績を持つ。極限性能、過酷な条件
TAKUMIモーターオイル(再掲:コスパと専門性を両立) 全合成油のコスパに優れる。DIYユーザー、価格と品質のバランス

解説:

これらのブランドは、特定の性能(例:レスポンス、耐久性、静粛性)を極限まで追求しており、車の性能を引き出したい上級者向けです。純正品や大手メーカー品より高価なことが多いですが、その分、走行フィーリングやエンジン音の変化を実感しやすいでしょう。

体験談

「私の車はまだ保証期間内だから、とりあえずトヨタの純正オイルを選んでるよ。やっぱりメーカーが『これでOK!』って言ってるものが一番安心だもん。でも、いつか車の知識が増えたら、ワコーズとかモチュールみたいな、すごい専門的なオイルにも挑戦してみたいなぁ。」


4. 寿命と交換サイクル:あなたの車は「シビアコンディション」?

エンジンオイルは使っているうちに劣化し、性能が落ちていきます。その交換サイクルは、単に「5,000km」と決まっているわけではなく、車の使用状況によって大きく変わります。

通常・シビアコンディションの判断基準

ほとんどの車の取扱説明書には、「通常コンディション」と「シビアコンディション」の2種類の交換目安が記載されています。

コンディション交換目安特徴的な走行条件
通常15,000kmまたは1年ごと走行距離が少なく、平坦な道での走行が主。
シビア5,000kmまたは半年ごと走行距離が多い、渋滞路でのノロノロ運転が主、未舗装路走行が多い。

日本の多くの車は、実は「シビアコンディション」に該当することが多いです。特に都心部の渋滞が多い地域では、アイドリングストップや低速走行によるエンジンへの負荷が高いため、シビアコンディションを基準に交換サイクルを短くすることが、エンジン保護の観点から強く推奨されます。

ターボ車とディーゼル車の注意点

  • ターボ車:ターボチャージャーは非常に高温になるため、オイルにかかる熱負荷が非常に大きいです。熱に強い全合成油の使用と、通常よりも早めの交換サイクル(3,000〜5,000km目安)が必須です。
  • ディーゼル車:燃料の燃焼時に「スス」が発生し、オイルを激しく汚染します。必ず**ディーゼルエンジン専用の規格(例:DL-1)**を満たしたオイルを選び、交換サイクルも早め(5,000km目安)に設定しましょう。

5. コスパで選ぶ市販オイル:賢いDIYの味方

高性能なオイルは魅力的ですが、毎回のオイル交換コストを抑えたいという方も多いでしょう。市販されているオイルの中には、品質と価格のバランスが取れた、コストパフォーマンスの高い製品も多数存在します。

ホームセンター・通販オイルの選び方

Amazonなどの大手通販サイトや、ホームセンターで販売されている格安オイルを選ぶ際のポイントは、必ず最新の規格(SP/GF-6など)が記載されていることを確認することです。特に、AZやTAKUMIモーターオイルなどは、低価格ながら全合成油を提供しており、DIYユーザーから高い評価を得ています。

ただし、これらのオイルは大手メーカーのハイエンド品のような「特定の性能特化」(例:極限の耐熱性や摩擦低減)は期待できません。しかし、日常的な街乗り一般的な通勤用途であれば、コストを抑えつつ十分なエンジン保護性能を発揮してくれます。


6. トラブル回避の知識:オイル選びと交換の落とし穴

オイル選びを間違えたり、交換を怠ったりすると、取り返しのつかないトラブルにつながることがあります。特に初心者が陥りやすい注意点を知っておきましょう。

間違った粘度によるリスク

純正指定よりも「硬いオイル」(例:5W-30の指定に対して10W-40を入れる)を選ぶと、燃費が悪化し、低温時のエンジンの始動性が低下します。逆に「柔らかすぎるオイル」(例:5W-30の指定に対して0W-20を入れる)を選ぶと、高温運転時に油膜切れを起こし、エンジン内部の摩耗を早めてしまう危険性があります。必ず指定粘度を厳守しましょう。

交換遅れによるエンジンの寿命短縮

交換サイクルを守らないと、オイルが酸化して性能が低下するだけでなく、スラッジ(ヘドロ状の汚れ)が発生し、エンジン内部の通り道が詰まってしまいます。これにより、エンジンが焼き付く(摩耗して壊れる)原因となり、車の寿命を大きく縮めてしまうことになります。

無名ブランドや極端に安いオイルの注意点

特に聞いたことのない海外メーカーや、極端に安いオイルの中には、表示された規格を満たしていない「粗悪品」が混ざっている可能性があります。オイルはエンジンの生命線です。少しでも不安を感じるブランドは避け、ここで紹介したような信頼できるメーカーの製品を選ぶようにしましょう。


7. まとめ:エンジンオイルは愛車への「愛情」

エンジンオイル選びは、車の取扱説明書に記載されている「粘度」と「規格」さえ守れば、大きな失敗はありません。その上で、あなたの車の使い方(街乗り、高速、山道など)や予算に合わせて、適切なメーカーを選んでみましょう。

選び方のポイント最適な選択肢優先すべきユーザー
安心・信頼性メーカー純正オイル / 国産大手(ENEOS, 出光)初心者、保証期間内の車
高性能・耐久性海外ブランド(Mobil 1, Motul, Shell)ターボ車、長距離走行、スポーツ走行
コスト重視コスパ系ブランド(AZ, TAKUMI)走行距離が多い、日常の街乗り

読者の次のアクション:

  1. 取扱説明書を確認!:愛車の「指定粘度」と「推奨規格」を調べてメモしておきましょう。
  2. メーカーを分類!:この記事を参考に、自分の予算と用途に合うメーカーを2〜3社ピックアップしてみましょう。
  3. 交換サイクルを決定!:あなたの走行条件が「シビアコンディション」かどうか判断し、次回の交換時期をカレンダーに登録しましょう。

8. Q&A(よくある質問)

Q1: エンジンオイルの継ぎ足しはしても大丈夫ですか?

A: オイルレベルが下限を下回った場合は、一時的な応急処置として継ぎ足しは可能です。ただし、継ぎ足しはあくまで応急処置であり、劣化したオイル全体を交換する効果はありません。できるだけ早く全量交換を行うことを推奨します。また、異なるメーカーや粘度のオイルを混ぜるのは、性能低下の原因となるため避けてください。

Q2: 粘度が柔らかい(0W-20など)オイルに交換すると燃費は本当に良くなる?

A: はい、燃費は向上する傾向があります。柔らかいオイルはエンジン内部の摩擦抵抗を減らすため、エンジンの回転がスムーズになり、燃費の改善に繋がります。しかし、メーカーが指定していない車に使うと油膜切れを起こすリスクがあるため、必ず指定粘度を守ってください。

Q3: 鉱物油と全合成油で、交換サイクルは変わりますか?

A: 変わります。鉱物油は熱に弱く酸化しやすいため、交換サイクルは短め(3,000〜5,000km目安)です。全合成油は高性能で熱耐久性も高いため、より長いサイクル(5,000〜10,000km目安)での使用が可能ですが、環境や走行条件に応じて早めの交換を心がけましょう。

Q4: ガソリンスタンドで勧められるままに高いオイルを入れても問題ないですか?

A: 品質に問題はありませんが、過剰な高性能オイルは必要ない場合があります。ガソリンスタンドで勧められた際は、まず「粘度」と「規格」が愛車に適合しているか確認しましょう。高性能オイルは確かに優れていますが、通勤などの日常使用では、純正や標準的な全合成油で十分な性能が得られます。

Q5: オイル交換を自分でやるメリットとデメリットは?

A: メリットは、費用を大幅に抑えられることと、自分の好きなオイルを選べることです。デメリットは、廃油処理の手間がかかること、ジャッキアップなど危険な作業が伴うこと、そしてエンジンを上から吸引する「上抜き」では完全に古いオイルを抜ききれない可能性があることです。

Q6: オイルフィルターの交換はどれくらいの頻度で必要ですか?

A: オイルフィルターは、エンジンオイルを交換する2回に1回(つまりオイル交換2回でフィルター1回)の頻度が一般的です。しかし、シビアコンディションの車や、スラッジの発生しやすいディーゼル車などは、毎回オイルフィルターも交換することを推奨します。

Q7: オイルの量が少ないとどうなりますか?

A: オイルの量が少ないと、エンジン内部の潤滑が不十分になり、部品同士の摩擦が増え、異常摩耗やオーバーヒート、最悪の場合エンジンが焼き付く原因となります。定期的にオイルレベルゲージでオイル量をチェックし、不足している場合は必ず継ぎ足しましょう。

Q8: 軽自動車のオイル選びで特に注意すべきことは?

A: 軽自動車のエンジンは、排気量が小さいにもかかわらず、高回転域まで使用されることが多いため、オイルにかかる負荷が非常に大きいです。特にターボ車は熱負荷も高いため、熱に強い全合成油を使い、交換サイクルも厳守することが、車の寿命を延ばす鍵となります。

Q9: 5W-30と10W-30の違いは?

A: どちらも高温時の粘度(30)は同じですが、低温時の粘度(W側の数字)が異なります。「5W」の方が「10W」よりも低温時にサラサラしているため、寒冷地でのエンジンの始動性が優れています。温暖な地域であれば大きな差はありませんが、低温側が低い方がより高性能とされています。

Q10: 添加剤を入れるとオイルの性能は向上する?

A: 適切な添加剤は、摩擦低減や洗浄効果など、オイルの特定の性能を向上させる効果があります。ただし、すでに高性能な全合成油には十分な添加剤が含まれているため、無理に追加する必要はありません。粗悪な添加剤はオイルのバランスを崩すリスクもあるため、添加剤専門メーカーの信頼できる製品を選びましょう。

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