【動かない!】シガーソケットやドラレコが故障?車のヒューズを疑う前に確認すべきこと

1. 電装品が動かない!そのトラブル、どうすればいい?

「あれ?シガーソケットから電源を取っているスマホが充電されない…」 「ドライブレコーダーの電源が入らない…」

車の電装品が突然動かなくなると、本当に困りますよね。特にドライブレコーダーのように、安全に関わるものが使えなくなると、不安になってしまいます。

そんな時、多くの人が真っ先に思いつくのが、「もしかしてヒューズが切れた?」ということ。確かにヒューズ切れはよくある原因の一つです。しかし、実はヒューズボックスを調べる前に、もっと簡単な原因が潜んでいることもあるんです。

今回のカズローガレージでは、電装品が動かなくなった時に、あなたが真っ先に確認すべき場所を、原因特定の流れに沿って徹底解説します。そして、プロが教える安全なヒューズの選び方や、見落としがちなチェックポイントまで、皆さんのトラブル解決をサポートします。


2. なぜ電装品は動かなくなる?原因特定の3つのステップ

電装品が動かなくなる原因は、電気の流れがどこかで止まっているからです。その原因を特定するために、以下の3つのステップで確認を進めてみましょう。

ステップ1:ヒューズボックスを確認する

電装品が動かなくなった時に、まず最初に確認すべきはやはりヒューズです。

  • ヒューズの役割:
    • 車の電装品に過剰な電流が流れるのを防ぎ、故障から守るための安全装置。
  • ヒューズボックスの場所:
    • 一般的に、運転席の足元や、エンジンルーム内にあります。車種によって場所が異なるため、車の取扱説明書で確認しましょう。
  • ヒューズ切れの確認:
    • ヒューズボックスの蓋を外し、目的のヒューズを専用の工具(ヒューズクリップ)で抜き取ります。
    • ヒューズの内部にある金属線が切れていないか、目視で確認してください。切れている場合は、新しいヒューズと交換します。

ステップ2:ヒューズボックス以外に疑うべき3つの場所

ヒューズが切れていなかった場合、次に疑うべきは以下の3つの場所です。

  1. バッテリー:
    • 確認ポイント: バッテリーの端子が緩んでいないか白い粉(腐食)が付着していないか確認しましょう。接続不良も電気が流れない原因になります。
    • なぜ?: バッテリーが全ての電気の供給源だからです。バッテリーが劣化したり、端子が緩んでいたりすると、電装品に十分な電力が供給されません。
  2. 配線・コネクター:
    • 確認ポイント: 電装品に繋がっている配線が断線していないかコネクターが抜けかかっていたり、緩んでいたりしないか目視で確認しましょう。
    • なぜ?: 配線やコネクターに不具合があると、電気が途中で途切れてしまいます。
  3. 電装品本体:
    • 確認ポイント: 別の電源(他の車のシガーソケットなど)に繋いでみて、動くか確認しましょう。
    • なぜ?: ヒューズもバッテリーも配線も問題ない場合、電装品そのものが故障している可能性が高いからです。

3. 【プロが警告】ヒューズ交換で絶対にやってはいけないNG例

ヒューズ交換は簡単な作業ですが、間違った方法で行うと、思わぬ故障や車両火災に繋がる危険性があります。

NG例1:切れたヒューズと同じアンペア数を使わない

  • 危険性: 多くの人が「切れたからもっと大きなアンペア数にすれば切れないだろう」と考えがちですが、これは非常に危険です。大きなアンペア数のヒューズを使うと、電装品に過剰な電流が流れ、発火や車両火災の原因となります。
  • 正しい対処法: 必ず切れたヒューズと同じアンペア数のものに交換しましょう。

NG例2:ヒューズを直接つないでしまう

  • 危険性: ヒューズが手元にないからといって、針金やアルミホイルで直接つなぐのは絶対にやめましょう。これではヒューズ本来の安全装置としての役割が失われ、火災の危険が非常に高まります。
  • 正しい対処法: 必ず予備のヒューズを使うか、カー用品店などで購入して交換しましょう。

NG例3:ヒューズを力任せに抜き差しする

  • 危険性: ヒューズボックスやヒューズの端子を傷つけてしまい、接触不良の原因になります。
  • 正しい対処法: ヒューズボックスの蓋の裏に付いている「ヒューズクリップ」を使い、慎重に抜き差ししましょう。

4. まとめ:電装品のトラブルは、慌てず冷静に対処しよう

電装品が動かなくなった時は、まず落ち着いて原因を特定することが重要です。

  1. ヒューズボックスの場所を確認し、切れていないかチェックする。
  2. ヒューズに問題がなければ、バッテリーや配線、電装品本体をチェックする。
  3. ヒューズを交換する際は、正しいアンペア数と安全な方法を守る。

これらの手順を踏めば、多くのトラブルは自分で解決できます。もし解決できない場合や、原因が特定できない場合は、無理をせず、プロの整備工場に相談しましょう。愛車との安全なカーライフのために、正しい知識を身につけておいてくださいね!


5. Q&A:ヒューズボックスに関するよくある質問

Q1:ヒューズがまたすぐに切れてしまうのですが、どうすればいいですか?

A1:ヒューズが何度も切れる場合、電装品のショートや配線トラブル、またはそもそもその電装品の消費電力が大きすぎる可能性があります。DIYで解決しようとせず、専門家であるプロの整備士に相談しましょう。

Q2:ヒューズの種類はたくさんありますが、どうやって見分けますか?

A2:ヒューズには、ブレード型、ガラス管型、平型などいくつかの種類があります。最も一般的なブレード型ヒューズは、色でアンペア数が区別できるようになっています。ヒューズボックスの蓋の裏に記載されている図や、元のヒューズの色とアンペア数を確認して、同じものを選びましょう。

Q3:ヒューズボックスから電源を取り出すのは簡単ですか?

A3:専用の「ヒューズ電源」というパーツを使えば、比較的簡単に行えます。ただし、正しいヒューズから電源を取り出し、配線をしっかりと固定することが重要です。自信がない場合は、プロに依頼することをおすすめします。

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