① 大型ダンプの燃費はどれくらい?実際の給油データから検証してみた
大型ダンプの燃費はどれくらいなのでしょうか。
インターネットで調べると「2〜4km/L程度」と書かれていることが多いですが、実際のところは走行環境や積載状況によって大きく変わります。
そこで今回は、実際の走行距離と給油量を数ヶ月にわたり記録したデータをもとに、大型ダンプのリアルな燃費を検証してみました。
カタログ値ではなく、実際の給油記録から算出した燃費データになりますので、大型トラックやダンプに乗っている方の参考になれば幸いです。
② 実際の給油データ公開
まずは実際の給油データをご紹介します。
給油するたびに、以下の3つの項目を記録しています。
- 走行距離
- 給油量
- 燃費
そのデータをまとめたものが次の表です。
| 走行距離(Km) | 給油量(L) | 燃費(Km/L) |
|---|---|---|
| 468 | 134 | 3.49 |
| 405 | 138 | 2.93 |
| 515 | 140 | 3.68 |
| 609 | 170 | 3.58 |
| 487 | 165 | 2.95 |
| 425 | 117 | 3.63 |
| 490 | 164 | 2.99 |
| 635 | 218 | 2.91 |
大型ダンプの場合、走行環境や積載状況によって燃費が大きく変わるため、単発の数値だけでは実際の燃費は分かりません。
そのため、継続して記録したデータを見ることが重要になります。
あくまで現時点(2026年3月)での単発での過去最高燃費は4.3Km/Lになります。高速道路と下道使用で410km走行後の給油量が95Lでした。
逆に最低燃費は2.5Km/Lになります。夏場で暑さをしのぐためにエアコンをつけてアイドリング待機をしていた為。130km走行後の給油量が52Lでした。
③ 実際の平均燃費
大型ダンプとしては、この数値は比較的良い燃費と言えると思います。
ただし、大型車の燃費は次のような条件によって大きく変わります。
- 積載の有無
- 渋滞の有無
- 市街地走行か郊外走行か
- アイドリング時間
そのため、常に同じ燃費になるわけではありません。
しかしながら、燃費運転の向上を意識するだけでも大きく変わるので環境の負荷も考えるとエコです。
④ 燃費が良くなった理由
燃費改善のために意識している運転方法もご紹介します。
燃費に影響があると感じているポイントは主に次の3つです。
急加速をしない
大型ダンプは車両重量が重いため、急加速をすると燃料消費が大きくなります。
特に発進時にアクセルを強く踏みすぎると、燃費は大きく悪化します。
交通の流れを妨げない範囲で、できるだけ滑らかな発進を意識するようにしています。
車両によってはアクセル開度がディスプレイに表示できるものもあるので50%~65%くらいでの発進を意識することで燃費の恩恵をうけます。
大型車の中でもダンプ車は低回転からトルクを得られるようにギア比が設定されています。
その為空車時は3速発進、積み荷状態は2速発進となっています。
急加速はギアチェンジが忙しくなり汚泥運搬車両であれば波が打つことになります。
早めのアクセルオフ
信号や前方の交通状況を早めに確認し、
早めにアクセルを戻すようにしています。
いわゆる予測運転です。
この運転を意識することで、
- 燃費の改善
- ブレーキの摩耗軽減
- 安全運転
といったメリットがあります。
巡航回転数を意識する
大型ディーゼルエンジンには、燃費効率の良い回転数があります。
一般的には1200〜1500rpm前後が燃費の良い回転域とされています。
この回転数を意識して巡航することで、燃料消費を抑えることができます。
もちろん坂道や積載時には、状況に応じて回転数を調整する必要があります。
具体的には積載ありで平坦な道でも7速まである場合は6速で1200~1300rpmでトルク巡行したり、坂の手前でも適切なギアを選択することで7速で加速する場合と6速で加速する場合とでは煤のたまりやすさと失速による再加速の燃料消費も大きく変わってきます。
最良のエンジン回転数のバンド帯を使ってのギアチェンジを意識することで燃費が改善されます。
無駄なアイドリングのストップ
多くの大型車両は荷待ちや待機が長時間続くこともあります。
長時間のアイドリングは当然ながら燃料の消費につながります。
⑤ 大型ダンプの現実の燃費
今回のデータから分かるように、大型ダンプの燃費は走行条件によって大きく変わります。
例えば次のような条件です。
市街地走行
信号が多く、ストップ&ゴーが増えるため燃費は悪くなります。
積載状態
荷物を積んでいると車両重量が増えるため、燃費は悪化します。
空車
荷物がない場合は負荷が軽くなるため、燃費は良くなる傾向があります。
このように、ダンプの燃費を考える場合は
どのような条件で走ったかが非常に重要になります。
まとめ
今回の実測データから分かった大型ダンプの燃費は
約3〜4km/L
という結果になりました。
もちろんこれは
- 積載状況
- 走行ルート
- 運転方法
によって大きく変わります。
しかし、給油のたびに
- 走行距離
- 給油量
- 燃費
を記録していくことで、自分の運転の傾向や燃費の改善ポイントが見えてきます。
大型トラックは燃料消費量も大きいため、燃費管理を行うことで燃料コストの削減にもつながります。
もし大型ダンプやトラックに乗っている方は、ぜひ一度給油データの記録をしてみてはいかがでしょうか。


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