タイヤの側面にヒビ…走って大丈夫?|知っておきたい危険な兆候と寿命の目安

ユイ
ユイ

レンくん!この間、タイヤの空気をチェックしたら、側面に小さなヒビが入ってるのを見つけちゃった…これ、走ってても大丈夫かな?

お、自分で気づけるようになったんだな!偉いぞ、ユイ。でも、そのヒビが浅いのか深いのかで、話は全然違ってくるんだ。

レン
レン
ユイ
ユイ

なるほど!ウォッシャー液を交換した時にボンネットを開けるのも怖くなくなったし、自分で車の異常に気づけるようになりたいんだ。タイヤも大丈夫か見ておかないと!

その心意気だ!じゃあ今回は、そのタイヤのヒビが危険なサインなのかどうか、一緒に確認する方法を解説していこう!

レン
レン

1. タイヤのヒビは、放置すると危険なサイン?

「あれ?タイヤの側面にうっすらヒビが入ってる…これって、このまま乗ってても大丈夫?」

車のタイヤをじっくりと見たことがある人なら、一度はこんな経験をしたことがあるのではないでしょうか。タイヤはゴムでできているため、走行距離や時間とともに劣化し、ヒビが入るのは自然なことです。

しかし、そのヒビが「単なる劣化」なのか、それとも「バーストの危険が迫っている」のかを見極めることは、あなたの命を守るために非常に重要です。この記事では、タイヤのヒビの見分け方と、危険な状態のサインを分かりやすく解説します。


2. ヒビの種類を見分ける!危険な「深いヒビ」とは?

タイヤのヒビには、大きく分けて2つの種類があります。

1. 表面の「浅いヒビ」

  • 特徴: タイヤの表面にある、細かく浅い、まるで髪の毛のようなヒビ。
  • 原因: 主に紫外線や熱によるゴムの劣化。
  • 危険性: 直ちに危険はありませんが、タイヤが劣化しているサインです。この状態を放置すると、やがてヒビが深くなり、バーストのリスクが高まります。

2. 側面の「深いヒビ」

  • 特徴: 指で押すとヒビがパックリと開き、内部のコード(糸のような繊維)が見えたり、一部が剥がれかけているような状態。
  • 原因: 劣化に加え、空気圧不足での走行や、縁石に強く擦り付けたことによる物理的なダメージ。
  • 危険性: 非常に危険です。 走行中のバースト(破裂)につながる可能性が高く、すぐにタイヤの交換が必要です。

3. ヒビ以外にも要注意!危険なタイヤの5つの兆候

ヒビの深さだけでなく、以下のような兆候が見られたら、危険な状態のサインです。

  1. スリップサイン:
    • タイヤの溝が1.6mm以下になると現れる、摩耗の限界を示す目印です。このサインが出たら、すぐに交換が必要です。
  2. サイドウォールの膨らみ(コブ):
    • タイヤの側面に、こぶのように膨らんでいる部分がある場合、内部のコードが切れている可能性があります。いつバーストしてもおかしくない非常に危険な状態です。
  3. 偏摩耗:
    • タイヤの一部だけが極端にすり減っている状態です。空気圧不足や足回りの異常が原因のことが多く、危険なだけでなく、燃費の悪化にもつながります。
  4. ひび割れ:
    • 進行するとゴムが固くなり、柔軟性が失われるため、グリップ力が低下します。特に冬場は滑りやすくなります。
  5. 製造年週:
    • タイヤの側面には、4桁の数字で製造年週(例:3024→2024年の30週目)が刻印されています。ゴムは製造から約5年で性能が大きく低下するため、たとえ溝が残っていても交換を検討しましょう。

4. まとめ:タイヤは「命を乗せている」消耗品

タイヤのヒビや摩耗は、あなたの運転の安全に直結します。

  • 浅いヒビ: 直ちに危険はないが、交換の準備を。
  • 深いヒビやコブ: 非常に危険!すぐに交換を。

タイヤの寿命は「走行距離」だけでなく、”製造からの年数”や”日々の使い方”によっても大きく変わります。定期的にタイヤの状態を目視でチェックする習慣をつけ、安全なカーライフを送りましょう。

「タイヤの側面がヒビ割れてしまった…どうすればいい?」と思ったら、この記事を思い出してください。

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